・ 性状 白色の結晶または、淡褐色
・ 成分 組成は(ＮＨ4)2ＳＯ4 アンモニア態窒素「21％」と硫酸 「窒素肥料」
・ 吸湿性 アンモニア態窒素なので水によく溶け土壌に吸着されやすく、作物への吸収も早い
・ 酸度 中性であるが作物がアンモニアを吸収したあと副成分の硫酸により土壌を酸性にする
・ 肥効 水溶性で主成分がアンモニウムなので即効性があり土壌に保持され易く作物には一部アンモニウムとして吸収され、土壌中で硝酸に変化していき硝酸態としても吸収される。500倍希釈で液肥としても使用可能。硫酸根は雨や潅水で流失するが高温過湿では亜硫酸ガスとなりガス障害の原因となるので1度に多量の使用は避けること。 追肥向き
・ 畑の土壌では石灰や苦土等の塩基を流亡させるし、水田では鉄やマンガンを流亡させやすい。しかし、硫酸がタンパク合成に役立つので使い方がよいと作物の葉色をよくし肥効が高い
・ 堆肥などの有機質と併用すると効果が高くなる
・ 一度に多量に施すと過剰吸収を起こしたり、土壌の塩類濃度が高まり根をいためる
・ 種子や若い葉に付着すると障害を起こすので注意する
・ アルカリ性肥料と混ぜるとＮH3ガスとなって飛散する
・ 土壌中でやがて硝酸作用により硝酸態窒素に変化する
・ イネ、ムギ、野菜、果樹の追肥・元肥に適する
・ アルカリ性肥料と混用してはいけない